2020
新年明けましておめでとうございます。
旧年中は格別のお引き立てを賜り、誠に厚く御礼申し上げます。
本年もどうぞご贔屓に宜しくお願い申し上げます。
Blade Ink
新年明けましておめでとうございます。
旧年中は格別のお引き立てを賜り、誠に厚く御礼申し上げます。
本年もどうぞご贔屓に宜しくお願い申し上げます。
Blade Ink
画像にてカバーアップの行程をば。
10年近く前だったかな?他所様で彫られたもので、この星を花でカバーアップしたいとの事。
極力サイズも大きくせず、ギリギリを狙う為、直接描いてバランスや構成を考えます。この直接描いたラフ描きを元に下絵を作ります。
清書したものを肌に転写しますです。
サイズ感はかなりギリギリ攻めてますね。
これが一回目の施術。
元々の星の濃さや肌に入ってるインクの量、腫れ感など見極めて、彫る部分を必要最小限に抑えます。
後は基本的に、意地と根性で色をしっかり残す様彫ります。
これはひとつ上の画像の治った時の状態。
だいぶ元絵が分からなくなってきましたね。
しかしながら葉の部分は少し星のシルエットを感じるので、もう一回上からいきます。
いよいよラストセッション。
花弁は葉と違い、質感を敢えて出すようにして、元の星のラインをある意味利用しつつ、馴染ませるように彫りましてん。
これが最後に彫ってからひと月経った状態。
まだここから少し浮いてくる可能性もありますので、最悪一年程様子を見て、必要ならもう一度上から軽く色を押し込んで終了といったところでしょうか。
その方の肌質、部位。元のタトゥーの状況。かなり総合的に考えて判断しないとカバーアップは難しいです。
基本的に画像判断なんかも厳しいので、直接見させて頂いて、要相談って感じで進めていきます。
行程も時間も料金も、さらの肌に彫るよりかかります。
しかも元々のモノにも時間とお金はかかっているはずです。
大事なのはカバーしたりする必要がないように、一つ一つをしっかり考えて彫っていきましょう。というお話でした。
サンクチュアリも面白いですね〜最高です。
Work by Satoshi
日本の刺青において、これまでに一番彫られてきた主題と言っても過言ではないのではないでしょうか。
背中は勿論両胸、両脇、両腕、両足と、長物である事でバランスも取り易く、蛇同様、様々な部位に対応出来る事も多く彫られて来た要因の一つではないかと思っております。
まずは一発目のスジ彫り。
シンプルなラインの分、どっしりとした重めな雰囲気で仕上げて行こうかと思うております。
最近はファブルが面白いです。
お疲れ様でした!
Work by Satoshi
ファーストタトゥーのワンポイントからコツコツ増やして、今回はイーグルとマリアを一つの世界観になる様に背景を進めました。
最初から腕一本のデザインではなくその都度増やして行くにあたり、あからさまに別々に彫った風に見えないよう、かつ手抜きに見えないよう構成していくのはなかなか此方側のセンスが問われるのですが、良い感じまとめられたかなと思います。
一先ずお疲れ様でした。
work by heiwa
2年ぶりにGuru`s Cut&Standさんのアートボックス用に描かせて戴きました。
三面大黒天もまた御多分に漏れず時代で容姿を変えてきた天部ですが、今回は発祥、中国の様式を意識して狩衣ではなく、甲冑姿で描きました。
年内いっぱいはGuru`sさんに飾らせて頂いてるので、良ければ足を運んでみて下さい!
work by heiwa
本来弁財天が宇賀神を冠してる形が通常かと思いますが、その逆というか、弁財天自体が宇賀神の様な形態を取っているものも作像例はあります。
諸説混在、混同して今日に至ってるという所でしょうか。
音楽や芸術の仏というか神というか。
元々はヒンドゥー教のサラスヴァティーが仏教に取り込まれ、日本に置いてはさらに神仏習合によって神道にも取り込まれた、もはや何でもありみたいな存在。。
こちらとしては仏教モチーフとして今回は捉えています。
日焼けもしっかりカバーして頂いてたので、申し分ない発色です。
お疲れ様でした!
Work by Satoshi
白頭鷲。
4回に分けて彫ったくらい、このサイズにしては細かく彫り込んでみました。
彫る位置とサイズを考慮して、お客さんに好みの写真を決めてもらい、そこから一度紙に描いて彫る部位に合うように羽の角度や、足を変えたり、また胴体と頭部のサイズ感も変えたりなど再構築して臨みました。
求めてる絵のスタイルというかタッチというか、そういった事をしっかりと話せるのが打ち合わせの必要な所でもあります。今回は割とリアル目ではありますが、もっとイラストっぽくとか、もっとシンプルに、もっと薄く等々、色々とあります。
そもそもどういった表現があるのか?どれが良いか分からないと言う方もいます。
沢山絵でも写真でもタトゥーでも見るしかありませんし、ようやく決めたスタイルも次に彫りたいものの時には自身の好みも変わっていたりもします。
老後の事まで考えてモチーフを選んでくださいなんて事は言いませんが、次に彫るものや、5年、10年くらい先までは想定してお考えになる事をお勧めします。。
お疲れ様でした!
Work by Satoshi
レタリングなどもそうですが、基本的にラインのみで表現するので皮膚面積を潰さない分、肌への馴染みが良いのが特徴ですかね。
タトゥー彫りました感が弱めというか。
これらのデザインも中を塗るとステッカーを貼ったように、肌を埋める事になりますし。
薄いカラーやボカシくらいならそこまで強い印象にはならないかと思いますが、こうした線だけのものは肌とのコントラストが一番ライトだなと思います。
こういった線だけのものは、後々滲んでしまうのが一番良くないと思われますので、数年後を想定した彫り方をして、尚且つどちらかというと薄くなるくらいで設定してます。
薄くなるだけなら後から調整できますしね。
皆々様お疲れ様でした!
Work by Satoshi
ThemisもJūstitiaも同一視されてる存在であるようで。
どちらも正義の女神と訳しても間違いにはならないかと。
一般的にはLady Justice、Lady of Justice等まさに正義の女神となってます。
Themisは古代ギリシア語で不変なる掟という意味の言葉であり、それを擬人化したものだそうで。
裁判所や、法律関係の事務所等に銅像が置かれてたり、デザイン化されたものが使われたりしてるそうです。
今回はフランクフルト広場にある銅像をベースに様々な理由から目隠しをしたモノがあるので、目隠しをしたデザインにしました。
デザイン自体も天秤と剣を持っているところから、どういった意味合いなのかは、見てとれるかと思います。
ルドルフ・フォン・イェーリングによると、天秤は正邪を測る正義を、剣は力を象徴し、剣なき秤は無力、秤なき剣は暴力と。目隠しは彼女が前に立つ者の顔を見ない事を示し、法は貧富や権力の有無に関わらず、万人に等しく適用されるという法の下の平等の法理念を表してるそうです。
以上Wiki。。
メタリカのアルバムジャケットでは揶揄した表現をされていたりと、なかなか面白いモチーフです。
このサイズでここまで忠実に彫るのは時間がかかって大変でしたが、良い経験になりました。
お疲れ様でした!
Work by Satoshi