ALS(筋萎縮性側索硬化症)この病名をご存知の方もいるでしょうか。
指定難病とされている特定疾患です。
数年前に日本でも一気に広まった、ice bucket challengeを覚えてる方もいるでしょう。
そのチャレンジには賛否はあるものの、認知度の向上、寄付金額の増額、各国のALS協会としては喜ばしい事であったように思います。
本当にざっくりですが、この疾患は神経由来の筋力低下と考えられているようです。
ある日を境に脱力感や筋肉と自分の意志とのギャップが生じ、個人差はあるものの、その筋力低下の速度は顕著に見られるように思います。
全てが自由で元気な時から知っている、楽しくお酒も一緒に飲んでいた方がこの病を発症しました。
自分で自分の事すら出来なくなるという、完全に誰かに頼らないとトイレすら出来ない病です。
寝ようと思っても横になる事で呼吸器官に影響があり、いわゆる酸素マスクを使用しないといけません。
その時の酸素マスクは自分では付けられませんし、自力で横になる事もできないのです。
発症された方は大きな精神的なツラさの中、病の流れに従い、誰かに世話をお願いし、日々を送る事が精一杯なはずです。

そんな中、この病と向き合い、打ち負かそうと。
"We will beat ALS" この文字は手指の筋力も低下する中、ご本人が書かれたものをそのまま彫らせて頂きました。
元々アパレル関係の仕事をされてた事もあり、現在はアパレルをツールに認知度の向上、収益の一部を研究費として寄付するというプロジェクトを続けています。
彼の名前はZukky。
Zukkyさんインスタ
まずは知ってもらう事からと思います。
そして、知るべき事がまだまだこの世には沢山ある事も感じて、自分自身の日々を、全ての人が有意義に過ごせるように近づけたら良いですね。
エレベーターの無い、バリアフリーとは程遠い当所にて彫る為、常にサポートして頂いた奥様、友人ヒロ。ありがとうございました。
自分に依頼を頂き本当に光栄です。
皆様お疲れ様でした!
Work by Zukky and Satoshi