初めての刺青
どうしても初めての事となると、人は幾らか臆するものです。
しかしながら、タトゥー、刺青に初めてだから小さいものを...初めてだから痛くなさそうな場所に...などなど、そういった考えになる方もいるとは思いますが、初めてだろうが二回目だろうがいくつも入れていようが、全て取り返しはつきません。
可能な限り自分を客観視して、最終的にはどういった体にしたいのか、そのイメージが早い段階で出来るか出来ないかで最終的な仕上がりのバランスや、体全体の統一感などで大きく差が出てしまい、そのまま完成度としての高低がつきます。
ダイナミックな構図や大胆な配置、または広範囲の刺青は覚悟が必要で、その覚悟が仕上がりから読み取れるからこそ、見た者に畏敬又は畏怖の念まで与え、そこに魅了される人がいると。
そう思います。
不動明王 火生三昧
彼の腕には今後も彫る予定はありません。背中のみ。
夏場でも日常で人に見られる事もなければ、なんなら自分自身もほとんど見えません。
非常に日本の漢らしい背負い方と思います。
しっかり仏画と呼べるレベルで仕上げたいと思います。
一発目お疲れ様でした!
Work by Satoshi