依頼に合わせて
打ち合わせをして完全にカスタムで彫る場合もあれば、
持ち込みのデザインをそのままという事もあります。
それでもサイズや彫る位置で見え方も変わってきますので
考える部分はありますけどね。
ご自分でデザインしたスニーカー。
ゆるくゆるく。
歪みやズレもそのままに。
持ち込みのイラストを忠実にキツツキ。
図鑑に載ってるようなリアルなイラストの質感で。
隣のオクトパスは自分が彫ったものではありませんが、
腕全体に動植物でまとめる予定だとか。
陸、海、空の天地は考えず隙間のバランスを重要視されてました。
海外の方はバランスや発想が違い楽しいですね。
こちらは2回のセッションで完成。
左右の腕のサイズ感と背景を揃える条件で、
元々入っていた下部の数字と文字はそのままに。
右腕は違う方の作品ですが左右のバランスは取れたかと思います。
遅刻魔K君。高島平のイグアナについて新情報あったらお願いします。
差し入れいつもありがとう!
この薔薇は背景に馴染ませるように肌を利用した入れ方で。
ワンポイントではある程度背景の範囲が必要になるので難しいですが
サブモチーフ的なものをこうした背景と少し同化させるのも面白いですね。
これは完全カスタムで4回に分けて完成。
肌のコンディションや治りの様子を見ながら進めました。
確か時計的なものを手が掴もうとして掴めない感じで周りに森とか自然を...
みたいなオーダーだったと思いますが、まず時計は砂時計にして
手は逆光っぽく絶対に掴めない部分の表現として間にスカルを。
自然はリーフ的な枠で囲ってみました。
手に三大宗教と言われるロゴも意味深で雰囲気でます。
入れたいものを入れるで良いと思うのですが、細か過ぎたり
モチーフを詰め込みすぎたりで遠目から見た時にごちゃごちゃして見えてしまっては勿体無いようにも思います。
ある程度平面的なデザインや色の付け方、シンプル過ぎるかなと思うぐらいが丁度良かったりします。
伝統的な日本刺青はそこに重きを置いてる部分もありますし。
ジャンルや好み、和彫りや洋彫りなんて言葉もありますが、
全てに歴史があり残ってきたものには必要性があります。
昨日歌川国芳展に行って来たのですが没後150年経っても未だ感動があり
新しいとも感じる作品がありました。
勉強不足で分からない絵も沢山ありましたし、歴史や当時の風潮、日常をも理解してこそ分かる絵もあると思います。むしろその方が多いのではと。
団扇絵なんて今で言ったらアイドルのライブで売ってる団扇に近いのかなとか思ってしまいましたが、かっこいい絵の団扇も良いですが男なら美人画の団扇の方が手にとって近くで見れてなお暑苦しくなく涼をとれたのかなぁと。
人の心情は昔と余り変わらず今でも自分から見える位置にはこういう絵を、
見えない後ろ側にはこれをなんて考えるクライアントも少なくありませんしね。
男は背中で語る。親父の背中を見て育つ。
粋に感じるのは今でも一緒ですね。
Sちゃんぼちぼち完成です。頑張れ親父!